2020/06/23 10:00
「コマカアイランドブルー」の魅力
2018南城セレクションに選定された「コマカアイランドブルー」の作品は、玉城焼オリジナルの釉薬で焼成しています。
この道41年の実力
南城市玉城で工房を構える玉城焼の陶芸家 稲福哲雄さん
壺屋の工房で修行中だった実兄の友人が、見せてくれたやちむんに惹かれ
自分もやちむん作りをやりたい、と感じたという。
そして20歳で小橋川陶器所での修行、3年後には沖縄のやちむん以外も勉強したいとの思いから、京都での清水焼にも携わった。
しかし、やはり生まれ育った沖縄の風土の良さを忘れられず、沖縄でやちむんに専念しようと決め帰沖。
様々なイベントにも積極的に出展、また先輩方のアドバイスも受けながら作陶に励み、1987年(昭和62年)南城市玉城に工房 玉城焼を構える。
2018南城セレクションに選定された「コマカアイランドブルー」は、
原材料はすべて沖縄県産を使用、試行錯誤を繰り返し改良に改良を重ね、何年もかかって仕上げた釉薬。
「コマカアイランドブルー」ネーミングの由来は、工房のある南城市から船で約15分のところにある無人島の「コマカ島」
この「コマカ島」では丘の上からぐるっと360度、透明度の高い海が見渡せます。
ここから見た海の色を表現したくて、この「コマカアイランドブルー」を作ったといいます。
しかし、同じ窯で焼成しても、並べる位置や微妙な温度変化によってグリーンが強く出たり、ムラサキに近い色が出たりと、焼成後の色の変化は日によって変わる。
本当の海のようで、面白さは格別と笑う稲福さん。
本当の海のようで、面白さは格別と笑う稲福さん。
2020年には沖縄県工芸士(県知事認定第145号)にも認定され、ますます精力的に作陶に励む。
工房以外では県内約7店舗での取り扱いがありますが、今回うぃーりきさんでの取り扱いが決定。
「コマカアイランドブルー」と銘打った釉薬を使ったお皿が、2018南城セレクションに選ばれ、おかげさまでご好評いただいております。
今後も「コマカアイランドブルー」の魅力を探求していきたいと考えています。
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