2019/12/13 19:14

やちむんとは

縄の方言で「焼物」を意味します。
近年ではお土産店でも、この「やちむん」という言葉を目にしますので、観光で沖縄に来られた方であれば、焼物の事とわかるのではないでしょうか。

やちむんはまず土作りを行い、成形し装飾して焼きます。
やちむんの技法 その2では、成形方法をいくつかご紹介します。

・ろくろ成形

昔は足や棒で回すろくろでしたが、最近はほとんど「電動ろくろ」を使います。
ろくろを回したときに土自体がブレないように、ろくろの中心で粘土の塊を、押したり潰したり上に引いたりして、均衡を取る作業が「心出し」や「土殺し」と言われ、ろくろ成形において最初に行う重要な作業です。
これがしっかりできていないと、中心から対照的な成形はできません。
ろくろ成形は、中心から対照的な整った形の器ができますが、同じような大きさや同じような形のものを作るには、かなり熟練した技術が必要です。
そして熟練した技術を持っていても、全く同じ形や同じ大きさのものはなく、ひとつひとつが微妙に違い、それが「手づくりのあたたかみ」や「手づくりの良さ」でもあります。
また、ろくろの特性上、円形のものしかできません。


・たたら成型

板状に伸ばした粘土(たたら)を、つなぎ合わせたりして成形する方法です。
たたらを型にあてて成形する場合と、型を使わず成形する場合があります。

  
        たたら成形(粘土を板状にスライス)   提供: MIO LAND(旧 工房sen)




        たたら成形(カップの側面と底面の接着)   提供: MIO LAND(旧 工房sen)



・手びねり

最も基本的な成形方法です。
粘土を手でこねて伸ばし、皿状にしたり、球状やひも状にしたりして成形します。
シーサーを作る際には、多く用いられる方法です。


       手びねり(シーサーの毛並みを付ける作業1)  提供:陶芸JIN




       手びねり(シーサーの毛並みを付ける作業2)  提供:陶芸JIN



           手びねり(目を整える作業)  提供:陶芸JIN


いかがでしたでしょうか。
この他にも多くの工程を経て、やちむんは出来上がります。
そして作家のこだわり、窯の温度、釉薬の使い方など、様々な条件によって、出来上がるやちむんの表情も様々なのです。

やちむんの技法 その1 ~装飾技法~紹介していますので、こちらもご覧下さいね。

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